石臼粗挽き蕎麦は、蕎麦の実を石臼でゆっくりと挽くことで、熱を加えずに風味や栄養を最大限に保った蕎麦粉を使用しています。粗挽きのため、粒子が大きく、ザラザラとした食感と蕎麦本来の香りや風味が強く感じられます。



石臼挽きの蕎麦粉は、細かい粒子から粗い粒子まで混在しており、口の中で蕎麦の風味が際立ち、特に粗挽きの場合は、噛むたびに蕎麦の香りが広がります。蕎麦の実を丸ごと挽くため、胚芽や皮に含まれる栄養素(ルチン、食物繊維、ミネラルなど)が豊富(健康効果も期待)で栄養満点。
名人を虜にした石臼粗挽き蕎麦の魅力
石臼挽きは、低速で挽くため熱が発生しにくく、蕎麦の風味を損なわず、粒子の大きさが不均一なため、伝統的な独特の食感が生まれます。


細挽きの蕎麦粉に比べ難易度が高く、水分の浸透に時間がかかるため、計った水分の9割を一気に加え、丁寧に水回しを行うことが大事。粒子の大きさが不均一なため、加水率やこね方に熟練技が必要。蕎麦本来の風味と食感を存分に楽しめるのも石臼粗挽き蕎麦の魅力の一つ。


信州蕎麦文化発祥地で美味しい蕎麦文化、匠の技を未来へ継承中
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正しい粗挽き石臼の動かし方は、石臼の木製取っ手部を握って、反時計回りにゆっくり回転させます。ゆっくり回さないと、粗挽きなのに更に粗くなり粗挽きにはなりません。多少、時間を要しますが、粉の状態を見ながら調節しつつ挽きます。
実際の石臼の挽き方(実際の製粉作業)
石臼でゆっくりと挽くことがポイントで、そばの香りや風味が引き立ち、粗挽きならではのざらついた食感が楽しめ、特に玄そば(皮付きのそばの実)を使用した場合、甘皮部分も挽き込まれるため、旨味や栄養が引き出されます。
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