一時、絶滅したと思われた幻の入野谷在来種20グラム6粒が、幸い長野野菜花卉試験場内に標本として保管されていました。入野谷地区では広く栽培されていた在来の蕎麦種、収量や気候変動の影響などの理由で栽培されなくなり、代わって収量も多く気候にも左右されない「信濃一号」という改良新品種の誕生を機に在来種は自然消滅。「昔の蕎麦は、香りもちもち感、甘くて美味しかった」という意見を見聞き、絶滅したと思われる幻の入野谷在来蕎麦の復活のためにプロジェクトを立ち上げました。熱き思いが通じ、試行錯誤の末、入野谷在来が再び息吹きました。
水回し行程の時、香りが鮮烈、何とも言えないもちもちの食感、甘みのある懐かしいお袋の味が!!
お薦めの在来種の美味しい食べ方としては、蕎麦を短冊(八つ橋の形)に包丁し粗挽き十割蕎麦の醍醐味が味わえます。また和食で使う型抜きで季節を感じる食べ方も有ります。(オリーブ油、塩を絡めて)
特徴の有る黒みかかった入野谷在来蕎麦、ナッツの様な香ばしい匂い、鮮烈な風味があり、辛味大根搾り汁に焼き味噌を溶かしたつゆも美味なる味、昔食べた懐かしいものが漂います。あなたも蕎麦に味噌がやみつきになるかも知りませんね!
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