お袋の味する幻の入野谷在来
保管されていた20グラム標本、入野谷在来種6粒の蕎麦の種、かつては、伊那入野谷地区で育てられた在来蕎麦種でしたが、収量が少なく、気候変動の影響、風等で倒れやすかった等の理由により気候変動にも左右されず、あらゆる土地での栽培に適し収量の多い「信濃一号」という改良品種に転換されたため在来種は姿を消し幻の蕎麦種となりました。地域の住む高齢者の方々から「以前の蕎麦は、もっと小粒で味が濃く美味しかった」という事を見聞き、絶滅したと思われる幻の入野谷在来種蕎麦の復活にかけた長年のチームの熱き思いが通じ、研究、努力の結果、難しいとされた入野谷在来種が再び花を咲かせました。